ついに昼間の散歩にもコートが必要になってしまいました。もう10月も終わりですものね。
さて、萩の花といえば9月のお花だと思っていましたが、近所で満開の萩を発見してしまいました!
近くに紫式部(小紫のほうかもしれません)もあり、だいたい紫に色づいてましたが、まだ緑の実もありましたし。
秋が深まったような、深まってないような。
体感的にはずいぶん冷え込んだと思うのですが、実は今年は例年より暖かいんでしょうか?
萩といえば、源氏物語では紫の上が死の直前に詠んだ「萩の上露」の歌が有名だと思います(高校の古文で習うこともある箇所かもしれません)。
おくと見る程ぞはかなきともすれば風に乱るる萩の上露
源氏物語の歌では、よく「花や草の上に置かれた露」「露のようにはかない我が身」のモチーフがよく登場しますが、ゆーりんはあんまり露というものを見たことがありません。
冬に窓ガラスが結露するのはしょっちゅうですけど(笑) 花の上に乗った露って……?
「萩の上露」の歌を覚えたときも、上露ってどんな感じか想像できなくて。
そのせいで、萩の花そのもののほうが、美しい女性の亡くなる直前のはかない姿と結びついて心に残ってしまったんです。
浅瀬に枝垂れた細い萩の枝々は、今日も風に乱れてはかなげでした。
(ところで、萩の花はきれいに撮るのが難しいです。。。)