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Pokémon GOのAR写真とか。アニメの感想とか。たまに難しいことも。不思議ちゃんの新婚生活13年目@東京をまったり記録。

劇場版『Fate/stay night [Heaven‘s Feel]第一章』の主題歌とかに思うこと(実はまだ映画観てません。笑)

もう何年も待っていたHeaven's Feelの映像化。

なのに、公開初日・翌日の土日は所用があって行けず。

その後は2週連続で週末に台風が来たせいで、またおあずけ。今日、ようやく今から観に行けます!

わーいわーい!

これでネタバレ回避の努力から解放されますw

 

興奮のあまり、まだ観に行く前だというのに、これまで桜ルートにあたためてきた思いをつらつら書いてしまいました\(^o^)/

 

 

1. 予告編の『花の唄』ですでに泣いてます(泣いてないけど)

2. いままでの桜ルートの主題歌(ってありましたっけ?)

3. 言峰さんどこ行ったの?

4. 結末は、どっち?(原作ネタバレ注意!!)

 

 

ちなみに、Fateシリーズは2004年の原作の頃からのファンです。

桜ルートの映像化は何年も待ってました。

(正確に言うと、2004年からのファン、ではないはずです。プレイしたのが2005年以降のはずなので。2004年は受験生だったので、さすがにエロゲをやる暇はなかった……はずです)

 

 

* * *

 

 

1. 予告編の『花の唄』ですでに泣いてます(泣いてないけど)

 

 

アニメ『Fate/Apocrypha』を観ているとCMで必ず映画の予告編が流れます。そのたびに主題歌『花の唄』の歌詞に胸を揺さぶられていました。

映画を観る前に『花の唄』のシングルを買ってしまおうかと思ったぐらい、刺さりました。

 

「貴方のこと傷つけるもの全て私はきっと許すことができない」

公開直前特番で流れたCMで流れるこの一節だけで、もう、やられます。

 

※11/5訂正。映画のトレイラー、CDシングル『花の唄』のCMではすべて「私が摘んだ光を~」のほうが採用されていました。

 

わたしは原作ゲームをプレイ済で、桜の心情や行く末をもう知ってしまっていることもあり、桜の痛ましい独白シーンがフラッシュバックしてしまい、思わず「桜……!」と叫びだしたくなるほどに切なくなるのです。泣けます。ほんとに泣いてはいないんですけどね!

(感極まってもできるだけ泣かないようにしてるんです。泣くと鼻水でずびずびになって、鼻セレブの消費量がとんでもないことになるんでw)

 

 

* * *

 

 

2. いままでの桜ルートの主題歌(ってありましたっけ?)

 

 

主題歌といえば、原作ゲームで桜ルートにオープニングムービーがなかったことを思い出します。

 

セイバールートの後で凛ルートに入ると、オープニングムービーに圧倒されるんですよ。アーチャーとランサーのバトルや剣の丘を登る士郎など胸熱シーンが追加されていますし、後半の次々とカットが変わる疾走感もたまりません。

そうすると、桜ルートではどんな凄いムービーが来るんだろうって、期待するじゃないですか。

でも、いつまで経ってもムービーが来ない! 肩透かしを食らってがっかりしたのを覚えています。

 

 

ただ、いま改めて考えてみると、桜ルートにオープニングがなかったのは妥当だったのではないかと。

セイバールート・凛ルートで使われていた主題歌『THIS ILLUSION』が桜ルートにはそぐわないからです。

 

セイバーと士郎には自分の身を犠牲にして他人を救おうとするという共通点があり、彼らは二人とも自分のことを棚に上げて(笑)お互いを案じます。

「誰かの為に生きて この一瞬(とき)が全てでいいでしょう」

この一節が端的に示しているように、『THIS ILLUSION』はそんなセイバーと士郎の生き方や想い(とそれを見守る凛)をテーマにした主題歌なのだと考えられます。

 

一方、桜ルートの士郎は、前2ルートとは一線を画し、桜のためだけの正義の味方になることを選びます。切嗣から受け継いだ理想、「夢に見ていた あの日の影」を捨てて、“誰か”のためではなく桜のために生きるのだと、士郎の生き方がまるっきり変わっていくんですね。そのため、『THIS ILLUSION』の歌詞がフィットしにくいと言えるのではないでしょうか。

 

 

また、勇ましい曲調も、全体的に物憂げで不穏な雰囲気の漂う桜ルートには似合わなかったのかもしれません。

 

 

ということで、桜ルートにはこれが決定版と言えるような主題歌がありませんでした。

なので、今回の映画でFateファンなら誰もが知っていると言えるような立派な桜ルートの主題歌ができて、とても喜ばしいです!

 

 

(これまでにもPS VITA版・スマートフォン版の[Realta Nua] において桜ルート専用の主題歌『Another Heaven』があったのですが、あまり浸透していない気がするんですよね……。勝手なわたしの印象で恐縮なのですが。

 タイトル・歌詞やアレンジは変えてあるものの、実は3ルートとも同じ曲なので、なんとなく思い入れが薄くなってしまうのかもしれません。

 ムービーはかっこいいんですけどね、桜の慟哭とか)

 

 

さて、CDが売れなくなったと言われて久しいこの時代、YouTubeでPVを流せば映画の主題歌なんていつでも聴けるはずです。

それでもわたしは『花の唄』のシングルを買うべきでしょうか。

……なんて迷っている時点で、答えは決しているのでしょうね。笑

 

 

* * *

 

 

3. 言峰さんどこ行ったの?

 

 

主題歌以外の話題をひとつ。

 

第一章のポスター(キービジュアル)、言峰さんがいないですよね……?

桜ルートでは言峰は超重要キャラのはずなんですが。

ビジュアル的に美しくない臓硯はまぎれこんでるのに。笑

 

なんでだろうと色々思い返してみると、そういえば言峰が桜ルートの前半で担っている役目って、説明役だったんですよね。

士郎に切嗣の過去を明かす、っていう。

これ、原作ゲームでは、前2ルートにはなかった非常に重要なシーンだったんです。

 

 

でも、いまは『Fate/Zero』があります。アニメ化されて大ヒットしています。最近のFateファンは『Fate/Zero』で切嗣の過去、そして第四次聖杯戦争の結末についてしっかり学んでいるはずです。

 

なので、『Heaven's Feel』第一章では、言峰が切嗣の過去を解き明かすシーンはさらっと流す感じになるのかなと予想しました。

だから、言峰の登場場面も少なめなのかな、と。

 

第二章以降のポスターはどうなるんでしょうね。

とりあえずライダーの扱いがもっと大きくなるだろうと予想していますが。

今から楽しみです。

 

 

* * *

 

 

4. 結末は、どっち?(原作ネタバレ注意!!)

 

 

ここからは桜ルートの結末についてネタバレするので、原作未プレイのかたは読まないでくださいね!







これは第一章だけ観てもわからないことですが、第三章で迎える結末は、どうなるんでしょうね。

つまり、ノーマルエンド「櫻の夢」なのかトゥルーエンド「春に帰る」なのか、ということです。

 

 

劇場版『Fate/stay night [Heaven‘s | ニコニコニュース http://news.nicovideo.jp/watch/nw3044254

で音楽担当の梶浦由記氏が語っているところによると、『花の唄』の歌詞には次作のネタバレが少し含まれているのだとか。

 

これで興味を惹かれて、まだ映画を観る前だというのに、『花の唄』の歌詞を検索してしまったんです。

すると、

「一人で 見上げた 花びらが散った」

という最後のワンフレーズに目が留まりました。

 

……一人で?

これ、深読みを誘うワードではないでしょうか。

 

 

深読みしてしまうのには理由があります。

 

Heaven's Feelの映画化が初めて明かされた、2014年7月27日の「Fate Project 最新情報発表会」で、気になる一幕があったのです。

 

この発表会に実際に行ったわけではありませんが、映画『Fate/stay night[HF]』公開直前特番 原点の物語、劇場へ―(TOKYO MX:9/30(土)23:30~)で様子が放映されたため、見ることができました。

 

 

アニメUBWの放送予定やスマホゲームFGOの始動などもろもろの発表があり、これで全部終わったと思ったところで、再び司会の中田譲治氏が現れ、謎のPVが上映されます。

最初は無機質なCGイメージが流れるばかりでしたが、「もし私が悪い子になったら……」という桜の台詞が聞こえて、桜ルートの映像化だと判明し、会場がどよめきます。

 

そして、PVが終わると、桜を演じる声優・下屋則子が登壇し、声を震わせながらある台詞を口にしました。

 

「約束の日を迎えるために、永く種を蒔き続ける。償いの花。私の罪が赦されるまで、ここで春を待ちましょう」

 

衝撃でした。これって、ノーマルエンドの台詞じゃないですか!

 

 

映画の結末がトゥルーエンドになるから映画のなかではこの台詞を言えないので、代わりにこのイベントで披露することにしたのでしょうか。

 

それとも、映画の結末もノーマルエンドなのでしょうか?

 

貴方と見上げた花びらを、今は一人で見上げて、そしてその花びらも散った――。

 

 

個人的にはノーマルエンドのほうが印象に残っています。

つたない言葉でしか書けないのが悔しいのですが、なんとかわたしなりの言葉にしてみるならば。

たとえ想い人と共に居ることができなくても、想い合っていることを信じ続けて、ふたりの想いにふさわしくあろうと生きることの美しさ。尊さ。

そんなものを感じさせられたのです。

 

 

ただ、ノーマルエンドだと、言峰と士郎の最後の決戦もありませんし、イリヤが身を挺して士郎を救うこともありません。

そうすると、特にイリヤの扱いが中途半端になってしまうので気になります(言峰は『Fate/Zero』で準主役みたいな扱いをされているので、もういいでしょうw)。

あと、タイトルになっているHeaven's Feel・天の杯の登場機会もなくなりますねw

 

 

原作をご存じの皆さんはどちらの結末を予想されますか?

 

 

* * *

 

 

というわけで書ききったので、映画館に行ってきまーす!

 

 

* * *

 

 

※特番については↓

NEWS | 劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」 劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」本作の魅力に迫る特番、9月30日より全国20局にて放送決定! 2017.09.15

http://www.fate-sn.com/news/?article_id=44935

 

 

※特番を見逃したかたは、発表会のトーク内容を詳細にレポートしている記事をどうぞ。↓

Fate Project 最新情報発表会」詳細レポ - アニメイトタイムズ

http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1411870481