明日(っていうかもう今日ですね^-^;)、大学の授業でプレゼンテーションの担当が回ってきているので、日曜日からその準備に追われていました。テーマは「音楽著作権」に設定しました。
日曜日に原稿の大半を仕上げ、音楽著作権について一応の基礎知識は頭に入れた(つもりになった)のですが。一般人が社会問題について知ることはどうして必要なんだろう、こういう問題を知ってわたしには何ができるんだろう、なんて考え込んでしまったり。
なぜって、たとえば「CCCDに替わる、著作権保護を考えた新しいメディアが必要だ」という意見に頷くとしても、技術者でもなく社会的影響力もない一大学生に何もできないような気がひしひしとしてしまうじゃありませんか!
そんななかで、今日はこんな番組を見てしまいました。
以下、http://www.tbs.co.jp/news23/onair/monday/index-j.htmlからの転載です。
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マンデープラス
2005年5月9日
性を超えて~Coccoからの贈りもの
「あなたは男ですか? それとも女ですか?」
ほとんどの人にとってはなんてことのないその質問にうまく答えられない人たちが世の中にはいます。
彼らの多くはそのことに悩み、苦しみ、しかし決して人に打ち明けることはありません。
そんな苦しみを抱えたひとりの女性とその家族に、歌手・Coccoが出会い、そして歌が生まれました。
タイトルは『セレストブルー』。
すべてを乗り越え、前を向いて歩いていくために・・・。
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前にもココログで書いたことがありますが、わたしはこっこさんのファンです。
この曲「セレストブルー」も、去年の夏にCDを手に入れて何度か聴いていましたが、活動中止前のこっこさんとは曲調が変わっていたこともあり、あまりしっくりきていなかったのです。
でも、今日の番組を見て、すっと胸に入り込んできました。
性同一性障害のことについては、高校の授業や金八先生のドラマでなんとなく知っていました。
こんな病気があるんだと初めて知ったときから、わたしはあまり違和感を感じなかったことを覚えています。そういうこともあるんだ、ふーん、という感じで。
――性同一性障害なら手術をして戸籍を変えればいいじゃないか、わたしは別にそれに抵抗を持ったりしないから。
もし身近にこの病気を抱えている人がいたならば、わたしはこのように接していたでしょう。
でも、こんな接し方ではどっちつかずの状態を認めないことに、そして、病気で苦しんでいる人の気持ちを突き放してしまうことに、なってしまうのだと初めて気づいたのです。
何かについて知ることは価値のあることだと、確信を持つことが出来ました。そして、ただ知るだけで満足しないことが大切なのだと気づきました。
ところで、歌の力ってすごいですよね。歌は感覚に訴えてくるものがあるのです。
今日、大学の哲学の講義で、「哲学とは議論であり、感覚である」と先生がおっしゃっていました。また、著作権に関する本の中にもこのようなことが書いてありました。
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「知識として知っていること」よりも、人権侵害が起こりそうになったときに、「それはおかしい」と「自然に感じられること」の方が重要なのです。」
『インターネット時代の著作権――もうひとつの「人権」』 岡本薫著 全日本社会教育連合会
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哲学の問題にぴんとくる感覚や人権感覚を身につけるために、わたしはこれからもがんばりたい。
きっと、「セレストブルー」はわたしのお気に入りの歌になるんだろうと思います(=^-^=) この歌を聴けば、自分が今学んでいることの意味を再確認できるはず。
勉強が無意味? そんなことない。無気力なんて吹き飛ばしちゃえ♪ ・・・なーんて。