こんばんはー。最近東京は雨続きですね。東京以外のところも雨が多いみたいですが。
五月晴れ見てないよ!という言葉を別々の友達から何回も聞きました(笑)
みんな考えることは同じ・・・
五月雨という言葉は単に「梅雨」の意味らしいんですが、今の長雨は春雨というより五月雨と言うほうが適切じゃないかと思います。そろそろ蒸し暑いので。
今年はなぜだか花の移り変わりが目に付きます。
今年の初めに友達と旅行に行こうと思い立ったとき、梅を見に水戸なんてどうだろう、と思ったのが最初の契機だったのかな。それに、通っている大学のキャンパスは自然がいっぱいで、花がたくさん咲くのです。
梅を見て、梅の切ない薫りを知って、
真っ白なコブシの花が咲き出して、春の訪れを感じ(今年の冬は長かったですよね。ずっと寒かった覚えがあります)、
ソメイヨシノが咲いて、いつの間にか終わってしまって、
八重桜がまだ咲いてくれていることに心を和まされていました。
桜といえば、3月の中ごろに、黄昏時にたまたま上野公園を通りかかったことがありましてね。
小雨の降る人ごみの中、傘をさしながらぼーっと歩いていたら、目の前にいきなり満開の桜があらわれたんですよ!
灰色の風景の中で、街頭に照らされて桜は白く浮き上がって見えました。
ご存知のように今年は桜の開花が遅れ、3月の中ごろにソメイヨシノが咲く気配なんて全くなかったのです。
……そう、その桜は寒桜だったんですね。
雨風がどんどんひどくなる中、やわな折り畳み傘が飛ばされそうになるのを必死で抑えて、携帯カメラで写真を撮ろうとしてしまいました。時間が過ぎるのも忘れて。
風で枝が無常にも揺れているから、いい写真なんて撮れなかったのですが。
今年に入ってから今日までに見たなかで一番美しい花は、あの寒桜だった気がします。
思いがけなく目に映った美しいものは、強烈な印象を残して行ってしまうのです。
八重桜が終わった頃に、今度は大学の構内に無数にあるつつじの低木が、一斉に花開きました。
鮮やかな色。何の変哲もない街路樹なのに、咲きそろったら綺麗じゃないですか。
授業に間に合わないと言って走る中でも、つつじを見たら胸がどきどきしていました。
この間のGWには、振袖にあしらえてあった藤の花にちなんで、亀戸天神に藤を見に行ってきました。桜じゃないけどお花見っていいものです^-^
残念ながら花つきがよくなく、しかも少し盛りを過ぎてしまった様子だったのですが、藤の花ってきれいなんだなあと生まれて初めて実感できました。収穫収穫。
花の美しさに気付ける年齢になって、よかったなあ。
こんどはもうすぐ紫陽花の季節です。わたしは誰とその花を見るのだろう。