今回の台湾旅行では茶藝館というお店で作法にのっとったおいしい台湾茶をいただきました!
お店の名前は青田茶館。
永康街というかき氷屋やカフェなどの有名店が集まるエリアから15分ほど歩いたところにありました。
建物は古い日本式家屋のリノベーション物件らしく、一見して懐かしさを感じます。
テンションを上げて店内へ。
店員さんは日本語でも対応してくださいました。
メニューを見て、茶葉とお茶菓子を選びます。
まもなく茶道具一式が運ばれてきました。
1煎目は店員さんが淹れてくださいます(写真撮影OKだとは思いますが、わたしはやめてじっくり観察)。
茶葉を茶壷(急須)に入れる前に茶壷にお湯を注いで茶壷を温めておく、というのは紅茶の淹れ方と同じだったのですが……
茶葉とお湯を茶壷に入れた後、更に茶壷を温めるために、なんと茶壷の蓋の上からもお湯を注ぐのを見て、水温管理の丁寧さに衝撃を受けました。
あと、お茶を淹れた後も、茶壷から茶杯(湯のみ)に直接お茶を注ぐのではなく、また別の器(茶海という茶杯にお茶を注ぐための器)に移すところに驚き!
2煎目以降は自分で淹れるので、横着して茶壷から茶杯に直接お茶を注ごうとしたら、茶杯が日本式の湯のみと比べてだいぶ小さいこともあって零してしまい、茶海の重要性を身をもって知ることになりました。
さて、お茶のお味はもちろんとても素晴らしかったのですが、感動したのは、聞香杯の香り。
1煎目のお茶を入れる時、茶壷から茶海に注いだお茶は次に聞香杯という器に注がれ、そこから茶杯に移されたのです。
そして、空になった聞香杯を鼻に近づけるように店員さんから指示されます。
その通りにすると、なんとも上品で華やかなお茶の香りが……!
この香りをかぐためだけにでももう一度台湾茶のお店に行きたいと思うほどです。
東京にも茶藝館のお店ないですかね?
お値段はふたりで茶葉代500元+茶水代200元×2。
ひとり450元(1元=約3.6円)とそこそこのお値段がしますが、4~6煎淹れられて、ゆっくり時間を過ごせることを考えれば、まあ。
あと、お茶菓子にいただいたパイナップルケーキ(80元)もおいしかったです。ほんのりあたたかくて。
モウカザルの写真と自分の写真はお茶をいただいた後にお店の前で撮らせていただきました。
ヒコザル・モウカザル・ゴウカザルは中華風の背景が似合うと思うのです。
台北・青田茶館にて Dec 25 2019
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