yuletide@blog

Pokémon GOのAR写真とか。アニメの感想とか。たまに難しいことも。不思議ちゃんの新婚生活8年目@東京をまったり記録。

剣とか弓矢とか銃とかさわってみて、VRゲームの世界にもっと没入したい!(七夕の短冊にお願いごとを書くとしたら。その1)

今年の七夕の短冊には、2つのお願いごとを書きました。

ひとつめは、

「剣とか弓矢とか銃とかさわってみて、VRゲームの世界にもっと没入したい!」

というものです。

 

スキーをすべれないわたしがVRでスキーをやってみたら、???ってなったのをきっかけに考えました。

 

VRゲームの魅力は、まるでゲームの世界の中に自分が存在しているかのように感じられることだと言われています。画面の中のキャラクターを動かすのではなく、自分自身がゲームの中で行動できるのです。

しかし、現実である程度似たような何かの経験をしていないと、VR空間で起こったことを脳が現実と勘違いできず、体感、臨場感やゲーム世界への没入感といったVRならではの魅力を味わうことが難しいのかも……

ということで、こんなお願いになりました。

 

 

以下、もうちょっと詳しく書いてみます。

 

 

 * * *

 

 

 

剣や弓矢、銃などの武器。甲冑や盾などの防具。

創作のなかでは身近なこれらのアイテムですが、現実ではどれも触ったことがないという人は多いはずです。

ですから、その重さや扱いの複雑さ(つまり使い手の巧みさ)って、実はちゃんと想像できていないんですよね。 *1

 

とはいえ、剣の重みを知らないからといって、小説やアニメや映画の描写にハマれない、ゲーム画面のなかのキャラクターを動かすのが不自然で楽しくない、といったことは今まであまりなかったでしょう。

 

 

しかし、最近話題のVRゲームでは、そうもいかないと思うのです。

 

 

 

 * * *

 

 

VRゲームとは、専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)をかぶってプレイするものです。

360度全方向に3D空間が現れるうえに、音響も立体的なので、今までのゲームとは段違いの臨場感・没入感が味わえます。

 

 

たとえば、昨年に話題になったVRアトラクションのひとつ、バンダイナムコによるVR体験施設VR ZONEの「高所恐怖SHOW」。

地上200mの高さで、ぐらつく細い木の板を渡って板の先にいる子猫を救出する、という恐怖体験ができるものです(実際にはHMDをかぶって床の上に置いてある板の上を歩くだけ)。

 

この「高所恐怖SHOW」の体験レポートを見ると、ほぼ例外なく「緊張した」「怖かった」「本当に高いところにいるように感じて足がすくんだ」 といった感想が書いてあります。

VR ZONEの多くのアトラクションのなかでも特に人気だったようです。

 

 

VRゲームの最大の魅力は、このようにゲームのなかの出来事をまるで現実のように実感できることだと言ってよいでしょう。

 

ですから、VRRPGゲームであれば、画面のなかのキャラクターに武器を振るわせるのではなく、自分自身の手で武器を操って敵を倒したい――そんな夢だってかなう、はずなのです。

 

 

でも、ちょっと疑問があります。

実際に武器を持った経験のないわたしたちが、剣を模したコントローラーを振り下ろしたり、銃を模したコントローラーのトリガーを引いたりしたとして、「いま自分は剣(あるいは銃)で戦っている!」という実感を持つことは、本当にできるのでしょうか。

 

 

“高いところが怖い!”という経験なら、どんな人でも覚えがあるはずです。

だからこそ、「高所恐怖SHOW」で目の前に高さ200mの景色を広げられれば、自分が本当に高いところにいると錯覚でき、恐怖を実感することができるのです。

 

これに対して、剣や弓矢、銃の扱いについては、なかなか経験がないのが普通です。

だとすると、脳が似たような経験を思い出してそのときの感覚を再現する(=ゲームの現実感を補完する)ということは期待しにくそうです。

VRゲームで目の前に襲いかかってきた敵を“剣”で切りつけて倒したとしても、ただの棒をぶん回している感覚しか持てないかもしれません。 *2

 

 

 * * *

 

 

わたしがこんなことを危ぶむようになったきっかけは、前述のVR ZONEで「スキーロデオ」というVRアトラクションを体験したことです。

 

「スキーロデオ」は、スキーを模した専用の筐体でプレイするもので、崖が切り立つ広大な雪山を猛スピードのスキーで急滑降する体験ができます。

 

操作方法は、ひざを曲げてスキー板に角度を付けて重心移動すること。

 

係員のお姉さんは言いました。

「実際のスキーですべるときと一緒ですよ!」

 

そうなんですね、実際のスキーと一緒ならわかりやすそうですね!

 

……で、重心移動ってなんですか? (⌒∇⌒)

 

 

そうです。

わたし、ほとんどスキーの経験がないんです。

大学生の頃に行ったサークルのスキー合宿で、リフトを降りた直後に速攻で転び、15分以上立ち上がれず(別にどこかを怪我したわけではなく、ただの筋力不足です)、当時の彼氏に置いて行かれたという伝説を持っています。 *3

その日のうちになんとかハの字(ボーゲン?)では滑れるようになりましたが、エッジを立てろと言われても全く意味が分からず、曲がろうとするたびに転んでいました。

 

そういう人間が「スキーロデオ」をやったらどうなると思いますか?

スキーは自分の意思とは無関係にどんどん滑っていき、

「このまま行ったら岩にぶつかる!ヤバイ!」と避けようとしてもなぜか逆方向に曲がり、

絶壁にまっさかさま……。*4

その繰り返し。

全く楽しくありませんでしたw

 

 

でも、この「スキーロデオ」は、「高所恐怖SHOW」と並んでVR ZONEの人気アトラクションのひとつだったようなのです。

きっと、スキーの経験がある程度ある人であれば、自分の動きに合わせてスキーがすべっている実感が持てるので、急カーブも大ジャンプも自ら乗り切ったと錯覚でき、スリルや爽快感を体感することができるのでしょうね。

一方、スキーの経験がない人は、スキーをしている実感が持ちにくいので、せっかくのVRの世界に没入できないのです。 *5

 

 

つまり、たとえVRゲームでも、現実である程度似たような何かの経験をしていないと、脳が現実と勘違いできず、体感、臨場感やゲーム世界への没入感といったVRならではの魅力を味わうことが難しいのではないでしょうか。

 

 

 * * *

 

 

ということで。

 

 

わたしはゲームではファンタジーRPGがいちばん好きで、「ソードアート・オンライン」のようなゲームもいつかやってみたいなぁと思っています。

だから、VRの世界の現実感をもっと脳内補完できるように、剣、弓矢や銃、そして鎧を一度は扱ってみたいんです!

もちろん、レプリカで、安全を確保した形で、ですよ。

 

 

あ、スキーのVRがやりたくなったら、とりあえずまずはふつうに雪山でスキー講習を受けてきますw

 

 

 * * *

 

 

参考:

【CEDEC2016】VRの ”面白さ”とは?企画のヒントが詰まったVR ZONEの知見 | Mogura VR - 国内外のVR最新情報

http://www.moguravr.com/cedec2016-vrzone-2/

2016年8月29日付

 

VR ZONEの仕掛け人のかたも、「実際に経験豊富」な人のほうが「VR共感力」が高く、VR体験に夢中になれると分析しています。

実際、とび職のひとのほうが「高所恐怖SHOW」を怖がったんだそうです。

また、「サマーレッスン」に対する大学生とホストの反応の差の話は、つらすぎます。

 

 

 * * *

 

 

*1 映画やアニメでよくありそうなシーンでも、観ていてふと疑問が浮かぶことってありませんか?

 

たとえば、

《金属の鎧に身を固めた兵士たちは、高々と剣を空に掲げて鬨の声をあげた。》

……ん? 剣を空に掲げる? 剣って重そうだし、鎧って動きにくそうだけど、この人たちってみんなものすごい力持ちなの?

 

たとえば、

《人質の女は、犯人の落とした銃をとっさに拾いあげて、犯人に向けた。「……動かないで、撃つわ!」しかし、犯人はにべもなく告げる。安全装置がかかったままだぞ、と。》

……ん? 銃の安全装置って、素人にはそんなにわかりにくいの? そういえば、そもそも拳銃って細腕の女性がさっと構えられるぐらい軽いものなの?

 

後者のシーンは映画『ホワイトアウト』に出てきますね。松嶋菜々子が演じてました。

 

 

*2 実際のVRゲームでは、コントローラー(剣)を振り回したら何らかのエフェクトが発生し、敵が吹っ飛ぶなどの反応があるはずなので、それなりの臨場感はあると思いますが。

それでも、わたしが以前やったときは、棒を振り回していたらいつのまにか目の前のやつが倒れていた、って感じになっちゃいました……。

 

 

*3 元カレ。夫とは別人です。

起き上がれずに悪戦苦闘しているあいだにゲレンデ曲が3回ぐらい変わって、平井堅の「哀歌(エレジー)」が流れたときは本気で叫びだしたくなりました。てめえ覚えてろよ

 

 

*4 岩にぶつかったり断崖に落ちたりすると、死亡しますが、すぐ復活はできます。

 

 

*5 わたしの場合、「スキーロデオ」の最大の魅力である大ジャンプでさえ、わけのわからないまま過ぎてしまいました。