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Pokémon GOのAR写真とか。アニメの感想とか。たまに難しいことも。不思議ちゃんの新婚生活13年目@東京をまったり記録。

『ヴィタール』を観ました

2004年12月の映画なので、ちょっと古いですね(^-^;

興味を持ったきっかけは、エンディングテーマがCoccoの曲だったから。

公開されたのがちょうど受験勉強ラストスパートな頃で、こっこさんの新曲を聴きたいききたいと思いながら、さすがに映画館に足を運ぶ勇気はなく(汗)

後にその曲(『blue bird』)がきちんと音源になって販売されてしまったために、

DVDを購入までしたにもかかわらず、この映画を観るきっかけを失っていました。

今日観たのは、インフルエンザで軽く寝込んでいてあまりにもつまらない一日だったからです…。

でも、ちょうどよかった。軽く熱にうかされているくらいのテンションのほうが感受性を深くできたと思います。

記憶の不確かさ、いま生きていることの不確かさ、それでも自分のからだが確かにここにあること、

そんなことを感じました。

印象的なシーンはいくつもあります。ダンスシーンとか、デッサンにのめりこんでいるシーンとか。お互いの首に手を添えているシーンとか、熱烈なハグ。そのどれもが「からだ」に直結していることに驚かされます。からだを通して力強く生きているし、人とつながっているのです。

今はインフルエンザのせいで、背中が痛かったり頭が重かったりして、自分のからだが悲鳴を上げているなあと実感することができます。でも、そういえば、自分は自分のからだのなかで生きているという当たり前のことを、いつも省みていなかった気がします。実感できるのは、歌を歌うときくらいなのかしら。

裸足で土を踏みしめて立つことも、もう何年もしていないのです。