ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) 新書 – 2019/7/12*1のレビューです。
興味深い内容だったが、同じような記述が繰り返し何度も何度も出てくるので、食傷気味になった。
個人的メモ:
非行少年には認知機能の弱さ、感情統制の弱さや対人スキルの乏しさといった特徴がある。
このため、認知機能に問題がないことを前提に考えられた認知行動療法は効果が期待できない可能性がある。
また、認知機能や感情統制が弱いと、多くの問題行動につながりやすく、非行化するリスクも高まる。
しかし、いまの学校教育では、学習の土台となる基礎的な認知能力をアセスメントして、そこに弱さがある児童にはトレーニングをさせる、といった系統的な支援がなされていない。
また、対人スキルの方法、感情コントロール、対人マナーといった能力を身につけさせる社会面の支援も系統立ててなされていない。
学校は「困っている子ども」の早期発見と支援をすべき。
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