アニメ化もされた有名ライトノベル『とある魔術の禁書目録』の第1巻のみのネタバレありレビューです。
夫に「わたしがコスプレするとしたらどのキャラがいい?」と聞いたら、
・『とある魔術の禁書目録』のインデックス
・『狼と香辛料』の賢狼ホロ
という答えが返ってきたので、それぞれ1巻だけでも読んでみることにしました。
本作品、ツッコミどころはたくさんありましたが、一気に読み切ってしまうぐらいには面白かったです。
さすが人気作品。
しかし、主人公の当麻が直情的すぎる性格なのが非常に苦手です。
勢いだけで行動したら、急に機転が利いて解決方法を見いだし、ハッピーエンド、というストーリー展開も気にくわないです。現実ではあんなふうに感情にまかせて行動してもうまくいかないと思うんですよ。
まぁ、おそらくただの僻みなんですけどね。自分はあそこまで人に尽くせないし、機転も利かないし、っていう。
(普段は怠惰だけどやるときはやる、熱血なお人好しキャラがラノベの主人公に多いのはこの作品が元祖でしょうか?)
また、女の子キャラが非現実的すぎるのもちょっと鼻につきます(小萌先生の子どもっぽい口調とか)。
インデックスも確かに可愛いですが、噛みつき癖のせいでドン引きです……。
でも、アニメを観てみたら、わたしもインデックスに恋に落ちました(アニメはニコニコチャンネルで第1話のみ無料配信中)。
「日本語では針のむしろと言う」とか、冴えてるんだか冴えてないんだかわからないギャグな会話を繰り広げた後の、
「……、じゃあ。私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」
このシリアスな笑顔と声!
表情の動きと声優さんの演技が付くと、女の子の魅力がこんなにも溢れるなんて……!
夫はインデックスの萌えポイントについて「ギャグとシリアスと萌えがうまく合わさっているところ」と語っていたんですが、確かにその通りだと思います。
……とはいえ、2巻以降はもう読みませんw
※本記事はブクログに書いた自分のレビューから転載したものです。