Google Playストアから\900で購入(時々セールを開催しているので、お得に買いたい人は注意!)。
2014年12~2月ごろにプレイ。
音楽が良いという評判だったのでプレイしてみることにしました。
聖剣伝説はFFの外伝だと言われていたので、FFと同じRPGなのかな?と思って購入したのですが、実は「アクションRPG」というジャンルだったんですね!
(調べてみたら、FF外伝として作られたのは、前作の『聖剣伝説』だけだったんですね。)
【注意:回復魔法の使えなくなるバグがあるかも?】
一プレイヤーの経験談なので確定的なことは言えないのですが、一経験談として書いておきます。
Android版には、回復魔法が使えなくなるというバグがあるかもしれません。
気になる方は、Google Playのレビューをご覧ください。
いくつか「プリムのウンディーネのレベル表示がnullになって回復魔法が使えなくなった」という書き込みが見られると思います。
回復アイテムの所持数の上限が4つしかない今作では、回復魔法が使えないと、先に進むのが本当に辛いです。
昨年12月下旬、わたしも同じ症状に陥ったので、スクエニのサポートに問い合わせてみましたが、
お問い合わせいただいております現象につきましては、
調査を進めておりましたが、現象の確認ができませんでした。
つきましては、一度アプリのアンインストールを行っていただき、
再インストールを行うことで改善の可能性がございますので、
ご検討いただければと存じます。
なお、本アプリはセーブデータをアプリ内に保存しているため、
アプリの再インストールを実施いたしますと、セーブデータは消失してしまい
ます。
というにべもないお返事をいただきました。。。
2015年3月時点でもGoogle Playのレビューに同じような書き込みがあるので、対応はなされていないものと思われます。
結局わたしは再インストールをして最初からプレイし直しました。
そしたら、なぜか次はうまくいきました。
何が良かったのか、何が悪かったのかはわかりません。
スクエニさんにはなんとか対応を考えてほしいところなのですが……。
【ストーリー:低年齢層向けRPG向けに見えて意外と重い!】(※以下、ネタバレあり)
聖剣を抜いた少年ランディ、おてんば娘のプリム、妖精ポポイの3人が主人公。
ひょんなことから聖剣をを抜いたランディが、世界を救うために旅に出る――というRPGにありがちなストーリーです。
主人公3人も少年少女ですし、比較的低年齢層向けのRPGとして作られたのかなと思います。
……が、実は超絶重いです。
ランディは村でよそ者扱いされていました。オープニング早々、いじめに見えなくもないシーンがあります。そして、聖剣を抜いたことで、災いの元凶とみなされて、ついに村を追い出されてしまうんです!
プリムとポポイは明るい性格ですが、プリムの恋人は敵を止めるためにプリムの目の前で自害してしまいます。
そして、ポポイはラスボス戦後にさよならの言葉も交わさないまま消えてしまう。
重い 重いよ
なんといっても、ランディがエンディング後に幸せになっていないんじゃないかと想像できてしまうのが、この重さの原因なんだと思うんですよね。
プリムは恋人を喪ってしまったけれど、帰るべき故郷があり、親友のプリムがいます。関係がうまくいってはいませんが父親だっています。
でも、ランディには何も残っていません。
ランディはエンディングでもといたポトス村に戻っていますが、ポトス村の人々がランディを今度こそ村の一員として温かく受け容れてくれるのかというと、疑問が残るんです。
ランディたちは神獣を倒して世界を救いましたが、代わりにマナが戻らなくなった。ですから、世界の災厄はこれからも続くのでしょう。事情をよく知らない普通の人たちから見たら、「ランディが世界を救った」とは必ずしも思えないのではないでしょうか。
そんなランディの孤独をプリムやジェマ、クリスなど、旅で出会った人たちが埋められればよいのですが……。
【システム:スマホの限界? 操作が難しいかも】
FF4のレビューでも似たようなことを書いたのですが、やっぱりスマホのタッチパネルの宿命で、操作が難しいです。移動したいところになかなか移動してくれません。
あと、聖剣伝説2で特に難しいのが、必殺技のタメ。
攻撃ボタンを長押しし続けなければならないんですが、よく途中で切れてしまって……。
コントローラーのボタンを押し続けるのはそんなに難しくなかったのかもしれませんが、タッチパネルではちょっと難しかったです。
ただ、ある程度は慣れの問題みたいで、スーパーマリオブラザーズが全クリできないぐらいアクションゲームが苦手なわたしでも、帝国に乗り込んだあたり(中盤あたり)からはなんとか必殺技が使えるようになりました。
魔法やアイテムを選ぶときに時間が止まってしまうところはアクションゲームっぽくなくて気になったんですが、これはまぁ仕様ですね。
魔法を多用すると、アクションRPGらしさがなくなってしまい、ゲームバランスが変わってしまうかなとも思われました。魔法は、わたしのようにアクションが苦手な人のための救済措置なのかもしれませんね。
【と、ここまで色々書きましたが】
バグやら何やらいろいろありましたが、面白い作品だったのは間違いないです。期待通り音楽も素晴らしかったです。プレイし終わって1ヶ月ほど経ちますが、まだメロディーが時々頭の中によみがえります。
ストーリーも、若干後味が悪いですが(^-^;これも面白さのうちだったと思います。
結構リアルですよね、ランディのキャラクターって。小さい頃は何も考えずにRPGの勇者に憧れていましたが、もしいきなり「世界を救え、旅に出ろ」なんて言われたら、そりゃあランディみたいに戸惑うよなぁ、と。
そういえば、途中で「びでいお」や地下鉄が出てきたときには震えました。
聖剣伝説2の世界は、わたしたちが今生きているこの文明が戦争によって滅びた後の世界だったのですね。
この作品が発売されたのは1993年。
ちょうど日本で環境問題が騒がれ始めた時期だったと思います。ちょうど環境基本法が制定されたのが1993年なんです。
オゾン層の破壊とか、石油資源の枯渇とか、「このままの生活を続けていては地球が壊れてしまう!」という危機感が強まった頃だったように記憶しています。
聖剣伝説2の世界観は、そんな時代背景を映していたのかも、とわたしは思いました。