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Pokémon GOのAR写真とか。アニメの感想とか。たまに難しいことも。不思議ちゃんの新婚生活13年目@東京をまったり記録。

JPopに対する個人的な愚痴とか

「言葉にできる寂しさは誰かが慰めてくれます

 言葉にしない悲しみは自分で乗り越えていくしかないのです」

翠星石/『ローゼンメイデン』(PEACH-PIT著) Phase38)

JPopの曲、たくさん聞いているつもりなんですけど、なかなか自分の気持ちに合ってると思えるものに出会えません。

恋人に「愛してる」「寒いからそばにいて」って伝えたいのなら、直接言えよ。

片思いがつらいなら、同性の友達に話せばいい。

小田和正の『言葉にできない』、名曲だと思うんですけど、別離や失恋の悲しみなら、たとえ言葉にできなくたって、一筋の涙があったりしたら、傍にいる人(友人でもバーのマスターでも)が慰めてくれるでしょう。

恋人に「愛してる」って伝えるのに、別れの悲しみをつぶやくのに、音楽なんていらねぇよ!

誰にも打ち明けられない葛藤、

言葉にもならないほどの微かな、それでもどこかに棘の刺すような違和感、

叶わないとわかっていても叫び出さずにはいられない願いや祈り、

たとえばこういったもの。

歌にするより他に表現するすべのない、行き場のない感情。

音楽を本当に必要としているのは、こういう想いなんじゃないでしょうか。

どうにもならない感情を処理するのには、誰かに話すということと同じくらい、音楽が必要だからです。誰かに話せない感情ならば、それを「自分で乗り越えていくしかない」のだから、尚更。

(その曲の歌い手がわたしのことなんて知らないで歌っていることはわかっています。彼らに共感を求めているわけではありません。でも、共感できる曲を聴いていると、だんだん自分の感情が言葉やメロディーになって整理されていくのを感じます。そしていつの間にか、その感情が擦り切れるように解けていく)

でも、巷にあふれるJPopは「愛してる」「負けないで」っていう曲がほとんど。

歌詞が曖昧で解釈の余地のあるCoccoさんや椎名林檎さんなどの曲を聴いて、何とか自分の感情を乗せて誤魔化していたけれど、もう限界だって思います。

たとえばですね…えーと、誰にも打ち明けられない葛藤についてはここでは書けないので(笑)

2点目の「言葉にもならないほどの微かな、それでもどこかに棘の刺すような違和感」のほうについて。

Coccoさんや椎名林檎たちの歌には「故郷への想い」や「上京に際しての複雑な思い」が出てきたりします。椎名林檎さんのファーストアルバム『無罪モラトリアム』の1曲目『正しい街』などに顕著ですね。

でも、東京出身で、しかも生粋の江戸っ子でもないベッドタウン育ちのわたしには、故郷というものはありません。

じゃあ、故郷がないという不安とか、都市出身者ならではの「そういえば、あるある!」っていう感情を表してくれるような歌って、、、何かありましたっけ?

わたしの思ってることっていうのは、そんなに珍しいことなのかな……

もうこうなったら、ゆーりんが自分で詞を書いて曲をつくるしかないのか!(笑) 無理(笑)

※演歌や昭和のヒット曲、洋楽は探してないのか、というツッコミはなしにしてください(^-^;

 演歌や昭和の曲だとどうしても感情移入できなくてwww

 洋楽のほうは、わたしがどんなに英語を頑張ってもやはり母語ではないので、感情の細かい襞を埋めてくれるような詞に触れるのは難しい気がします。