きちんと体を疲れさせていないせいなのか、眠ろうとすると取り留めのないことが思いついて眠れなくなることが時々あります。
そういうとき、
“思いついたことはすぐにケータイでメモ!”
”ケータイじゃ足りないならPC起動してパソコンでメモ!”
というのが今までの習慣で、今日もついこうしてパソコンに向かってしまっています。
ですが、人間としては、ボールペンを使って紙のメモ帳にメモするべきなのが道理なのです。
特にこんな夜更けには。
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「ブルーライト」についてマスコミで取り上げられるようになったのは、わたしが本格的に体を壊したのと前後します。
たとえば、フジテレビ(FNN)では6月4日に番組で取り上げられたようです。
FNNの記事から一部引用すると、
スマホやパソコンのモニターからは、「ブルーライト」と呼ばれる強いエネルギーの青い光が出ていて、長時間見続けると、網膜に影響を及ぼす可能性があるという。さらに、ブルーライトの影響は、ほかにもあるという。
慶応義塾大学医学部眼科の坪田一男教授は「(ブルーライトは)僕たちの1日のリズムをつかさどるのに非常に重要なんです。昼間浴びないで、夜に浴びているのが問題なんです」と語った。
もともと、太陽にも含まれているブルーライトは、夜遅くまで見つめ続けていると、体が昼と勘違いして、体内リズムが崩れる原因になり得ると、医師は警鐘を鳴らしている。
要するに、夜にケータイやパソコンをいじっていると、目に強い光が入るので、体内リズムが狂い睡眠などに悪影響がある可能性があるということです。
これとほぼ同じことを、わたしは主治医から言われています。「夜9時以降は部屋の明かりを暗くし、10時以降はテレビもケータイもパソコンも見ないこと」とお達しを受けているのです。睡眠の質を高めるためです。
なので、こんな夜中にパソコンを使っているのは、完全に「治療に専念する義務」に違反しています。ばれたら大変です。
分かってはいるんですが…。
スマホとか、電子ブックのリーダーとか、ずいぶん便利そうだと思います。紙の本が売れなくなることを、どんな出版社も、どんな本屋さんも危惧しているのでしょう。あんまり話に聞きませんが、文房具屋さんも、ノートとか筆記具とかが売れなくなって実は大変な苦労をしているのかもしれません。
それでもやっぱり、人間が動物である以上、紙とペンが一番からだによいメモ道具であるのは間違いないのでしょう(少なくとも、ディスプレイの技術がよほど発展しない限りは)。
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わたしは小学校低学年の頃(Win3.1の頃)からパソコンをいじっているため、紙にメモするよりキーボードでメモするほうにずっと慣れています。大学のノートもパソコンでとることが多かったです。
そんなわけで、夜中に思い浮かんだ徒然なるものを書きとめるには、紙とペンではとても難しくなってしまっているのです。
キータッチがそれなりに速いのは自慢だったけれど、体を壊してしまって初めて、もっと紙とペンに馴染んでおけばよかったなと、心から後悔している、眠れない午前2時なのでした。