まどかマギカが大賞をとったと聞いて、新美まで文化庁メディア芸術祭を見て参りました(^∀^)ノ
気になったものをいくつか記録。
・魔法少女まどかマギカ(アニメ)
四畳半ほどに区切られたブースに所狭しとまどかグッズ。人の入りはそこそこで、混んではいますが並ばず入れましたしぎっしりではなかったです。
特段珍しい展示はありませんが、普通のおばさんが物珍しそうに見ているのを見るのは楽しかったです(笑)
しかし、うめ先生の可愛い原画とイヌカレーの魔女・魔女空間のイラストが同居してるのは、おばさんの立場になって一歩引いて見ると、不可思議な光景ですね。
改めてこのアニメの着想の自由さに舌を巻きました。
・海上自衛隊敬礼訓練プログラム SALUTE TRAINER
自衛隊を目指す若者の減少を憂慮し、海上自衛隊の精神を若者に"低予算で"(ここ重要w)伝えるために開発された、iPhoneアプリとのこと。
会場ではこのアプリのPRムービーを見ただけだったので、盛大なジョークだと思っていたのですが、ググってみてびっくり、実際に配信され10万以上ダウンロードのある人気アプリなんですね。
ムービーでは、好成績の人には海上自衛隊の人事課からリクルーティングがあるとか、海上自衛隊の応募者が昨年比118%に上昇とかあったんですが、それも現実なんでしょうか…。
最近、友人のやってる「ゲーミフィケーション」の勉強会に参加したりしたのですが、これも一つのゲーミフィケーションの事例と言えるのでしょうか。
セーラームーンの原作で、うさぎちゃんがゲーセンのセーラーVゲームをやってるうちに、知らないうちに戦闘技術を教え込まれていた…というのを思い出すのです。
・しりあがり寿氏の「あの日からのマンガ」(アニメ)
しりあがりさんが東日本大震災後に朝日新聞に載せた四コマが壁一面に貼ってありました。
実家では朝日新聞をとってるので、ニュースを風刺的ながらも生活の実感に根差したネタに仕上げるしりあがりさんの四コマには、もともと親しみがあります。でも、震災時には京都に住んで京都新聞をとっていたので、震災後にはこんなにも頻繁に震災をテーマにした四コマを載せているのは知りませんでした。
しりあがりさんは東京の渋谷区にお住まいとのこと。
東京の人は、東北ほどではないにせよ被災されているのですね。
昨年の3月11日は旦那もわたしも関西にいてほとんど地震を感じていないせいでしょうか。
しりあがりさんが毎日地震や原発のことで頭がいっぱいで、毎日震災のマンガを書かざるを得なかった心境、居ても立ってもいられずに被災地にボランティアに向かう精神には、なかなか至れないのです。
つまり、わたしはこの作品たちにぴんと来ることが出来なかった。それがなんだかモヤモヤするのです。
もちろん、関西の人でも東北に親戚がいたり豊かな想像力を持っていたりする人なら違うのでしょう。
とはいっても、震災に関する意識の隔たりは、東北・関東・関西の間に厳然として在るのではないかと突きつけられた気がします。