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Pokémon GOのAR写真とか。アニメの感想とか。たまに難しいことも。不思議ちゃんの新婚生活13年目@東京をまったり記録。

「悲しみよ こんにちは」読みました

雲一つない青空だー 下限の月がきれいだなー と朝の空気を堪能しながら授業に行ってみたら、休講だったので喜び勇んでパソコン室に引きこもってます

青空関係ないじゃん。

こんにちはございます、ゆーりんです。

電車で通学中にサガンの「悲しみよ こんにちは」をのんびり読み進めていたのですが、2ヶ月経ってようやく読み終わりました。ふぅ。

わたしはあまり古典っぽい小説とか読んだことないので、まわりにゲーテの『若きウェルテルの悩み』とか読んでる人がたくさんいると焦っちゃうんですよ(>_<)

特に外国文学にはなかなか手が出ません。主人公の生活背景が自分のものとはるかに違うので、主人公の身に自分を置いてみることが難しいのです。小学生の頃に『大草原の小さな町』を読んだけれどもだいぶ荷が重かった思い出があります。

今回の「悲しみよ こんにちは」も、長い夏休みにパリを離れて南仏の別荘に来ているとか、主人公の女の子は寄宿舎で生活していたとか、父親が遊び人であるとか、、、 とりあえずどういう状況なのかよくわからなかったわけです。

まあ、それでも二十歳になっていれば想像力と知識とで補いながら読むことができて、いい時期に読んだと思うです。

主人公はおそらく、内省すること、自分を省みることを強いられて、反発し、青春の残酷さを押し広げることになってしまったのでしょう。物語の最後で主人公はまた遊び人の父親との二人暮らしを始めますが、きっと彼女はもう大人になってしまっていて、前とすっかり同じ生活には戻れないのじゃないかと思います。善かれ悪しかれ。

タイトルにもなっている「悲しみよ こんにちは」という言葉で物語の最後が締められていることから、そう感じました。

自分もちょうど大人と子供の境目にいる気がします。少し人より遅いかもしれませんが。

子供真っ盛りのときに読んでもわからないことをわかった気がします。いい時期に、読めました。

「星の王子様」でも読み返してみますかね。

小学生の頃に読んだときはあの説教臭さと夢見心地な文章がたまらなく嫌で、素直に入ってこなかったので。

大人になったからこそ純粋に読めるということもある気がするです。子供だましに腹を立てるような意地なんて、張る必要がないから。