長い髪が揺れてる背に手を振って
さよならした毎日には戻れない
君の目をいつまで見つめられた？
囚われて 君さえ空虚に映る
夕日に背いて
愛は恋に変わる
独り君を焦がれ果てるまで
このままで居たいのに
――手を振りほどき 口づける夢 あぁ
君を繋ぎ留めたいと
無理に 望みは募って
ビルの隙間 誰かのため君は泣く
慰めさえ まっすぐにはできずに
その唇に指を添え紅を引く白昼夢
嘆くまでも解けずに
はるけき月へと
君の浮かべる露
不意に抱きしめなお震えていた
君を裏切りながら
――手を振りほどき 口づけた夢 あぁ
君を繋ぎ留めたいと
無理に 望みは募って
密かに誓った
夜を冷やす月が君を切り裂き
なお凍てた時
狂った愛 秘めたまま
――君が誰かと口づける夢 あぁ
変わらぬ笑みをあげるわ
だから
わたしをゆるして。
